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VSee白書

日本の未来を支える仮想ヘルスケアインフラストラクチャー

日本投資家向け特別報告

作成者:YOSHI.TOMO FURUSAWA

2025-09-01

VSee

VSeeの創設ストーリー - ミッションの誕生

2008

スタンフォード大学

ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)およびコンピュータグラフィックス研究所で設立

ミルトン・チェン博士とエリカ・チュアン博士が共同創業
転換点

ガボンでの経験

ハーバード大学医学大学院のラチャン・フォロウ助教授に請われ、アルベルト・シュバイツァー病院を訪問

若者女性が診断さえ間に合えば助かったはずだった
"もっと早く診断さえできていれば"
ミッションの誕生

転換と使命

「もっと早く診断さえできていれば」という言葉が、チェン博士の心に深く刻まれた

「いかに遠隔で困難な場所であろうとも、専門的な医療知識を届ける」という使命の誕生
汎用的なリモートワークツールから、遠隔医療に特化したプラットフォームへと舵を切る
ガボンの医療現場
ガボンのアルベルト・シュバイツァー病院 - VSeeの物語が始まった場所

コアフィロソフィー

シンプルさ

「ワンクリック」で完結するユーザー体験の創出

信頼性

困難なネットワーク環境下における卓越したパフォーマンス

インパクト

具体的でポジティブな社会的影響の生み出しが目的

YOSHI.TOMO FURUSAWA | 2025-09-01

圧倒的な実績 - 極限環境での信頼性証明

国際宇宙ステーションの医療通信

NASAの国際宇宙ステーション

2013年-2014年、VSeeはNASAによるISSで利用される唯一のビデオ通信プラットフォームとして採用

2,000台ものマシンが故障するまでテストが繰り返された
無重力下や宇宙線に晒される環境試験に合格
衛星故障時の瞬間切り替え能力も試され合格

国家安全保障

米軍、米国議会、そして米国保健福祉省(HHS)など、国家の中枢を担う機関が長年にわたるクライアント

HHSのNETN(国家緊急時遠隔医療ネットワーク)の技術基盤
公衆衛生緊急事態や大規模災害時の仮想医療展開支援

災害対応

VSeeは、通信の失敗が許されず、セキュリティが最優先される組織によって選ばれている

ヒラリー・クリントン国務長官がイラクの難民キャンプを訪問した際にVSeeを持参
インドのアポロ病院がヒマラヤ山脈に設置した世界で最も高所にある遠隔医療ステーション

世界で最も過酷な商業環境

ロイヤル・ダッチ・シェル

ナイジェリア沖の水深3,000メートルの海底油田基地と陸上の病院を接続

海上救急

マーシャル諸島共和国にて、ボートの救急車から米国の退役軍人へ遠隔医療を提供

高圧力環境

VSeeの技術は、高圧力環境下でも安定した通信を保証する能力を実証

VSeeの「堀(moat)」: これらの実績は、VSeeが単なる遠隔医療アプリではなく、ヘルスケア分野に応用された堅牢で実績のある通信インフラストラクチャーへの投資機会であることを示しています。

YOSHI.TOMO FURUSAWA | 2025-09-01

核心技術 - 低帯域幅での優位性とセキュリティ

低帯域幅環境での優位性

独自のビデオエンジン

衛星通信やモバイルネットワークなどの不安定な通信環境下においても、安定した高解像度のビデオ、音声、データ伝送を保証

診断画質維持能力

帯域幅が大幅に低下した場合でも、レントゲン写真のような診断に耐えうる画質を維持する能力

過酷環境への最適化

VSeeが創業当初から過酷な環境での利用を想定してきたことの直接的な産物

実証環境
衛星通信 / モバイルネットワーク / 不安定な接続

要塞レベルのセキュリティとコンプライアンス

HIPAA準拠

米国の医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律に完全に準拠

SOC 2 Type II認証

セキュリティ、可用性、処理のインテグリティ、機密性、プライバシーに関連する内部統制が第三者機関によって厳格に評価

256ビットAES暗号化

米国連邦情報処理標準(FIPS)に準拠した強力な暗号化

グローバル基準

欧州の一般データ保護規則(GDPR)にも準拠

アクセス制御
シングルサインオン / 多要素認証

比類なきスケーラビリティと冗長性

大規模運用実績

月間150万件以上のビデオ診療を処理する実績

クラウドに依存しない冗長化インフラ

Amazon Web Services (AWS)、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)、Microsoft Azureなど複数の主要クラウドプロバイダーにまたがったシステム

ノーコード/ローコードの力

柔軟に組み合わせ可能な「ビルディングブロック(構成要素)」の集合体としてのプラットフォーム

実証スケール
月間150万件以上の診療
VSeeの技術的差別化要因
"VSeeの技術は、単なる遠隔医療アプリではなく、ヘルスケア分野に応用された、堅牢で実績のある通信インフラストラクチャーです"

YOSHI.TOMO FURUSAWA | 2025-09-01

プラットフォーム機能 - 総合的な仮想医療エコシステム

診察前ワークフロー

柔軟な予約システム、患者セルフサービス、自動コミュニケーション、カスタムフォームビルダー、仮想待合室

診察中ワークフロー

オムニチャネルコミュニケーション、コラボレーションツール、AIによる仮想書記、臨床文書作成、電子処方箋

診察後・慢性期ケアワークフロー

ケアチーム連携、患者エンゲージメント、データ統合、管理・分析バックエンド

VSeeの差別化要因: AIによる臨床文書作成と遠隔患者モニタリング

VSeeは単なる「医師向けのビデオ会議ツール」ではなく、仮想ケア提供の全プロセスを網羅する包括的な「オペレーティングシステム」です

ハードウェアソリューション - 物理世界との融合

テレメディシンキット

「箱の中の医者(doctor-in-a-box)」概念を具現化。Windowsタブレット、デジタル聴診器、心電図(ECG)、超音波診断を統合

在宅ケアキット

訪問看護師や在宅療養中の患者向けに設計。1.8kg、iPhoneベース、クリップオン形式で必要な診断機器を装着可能

テレメディシンカート

病院のER、ICU、専門医コンサルテーション向け。医療グレードモニター、遠隔操作カメラ、エコーキャンセリングスピーカー

遠隔患者モニタリングデバイス

デバイス非依存型アプローチ。血圧計、血糖値測定器、パルスオキシメーター、体重計をサポート

日本市場の課題とVSeeの適合性

超高齢社会の爆発

2025年には「団塊の世代」がすべて75歳以上
75歳以上高齢者の医療費は65歳未満の5倍以上

VSeeの対応策

効率的な遠隔モニタリングとオンラインコンサルテーション、在宅での継続的健康管理、不要な入院を減らし医療システム全体の負荷を軽減

へき地医療の課題

日本の「無医地区」
557
地区

VSeeの対応策

低帯域幅での安定した通信性能と持ち運び可能なキット、都市部の専門医の知識を遠隔地にリアルタイムで届ける

慢性疾患の蔓延

1,609万
高血圧性疾患患者
552万
糖尿病患者
1,480万
慢性腎臓病患者

VSeeの対応策

堅牢な遠隔患者モニタリング(RPM)機能、継続的な監視、早期介入による急性増悪の防止

競合分析 - 国内プレイヤーとの差別化要因

ミッションクリティカルな信頼性

NASA、米軍、深海石油現場での運用実績を主張できる国内競合は存在しない

インフラストラクチャーとしての広範性

単なるオンライン診療アプリではなく、エンドツーエンドの仮想ケア・オペレーティングシステム

スケーラビリティとセキュリティ

月間150万件以上の診療を処理する実績と政府機関レベルのセキュリティ基準

日本市場向け遠隔医療プラットフォームの比較分析

能力/仕様 VSee CLINICS curon YaDoc
低帯域幅性能 独自技術、実環境で証明済み 標準WebRTC 標準WebRTC 標準WebRTC
実証済み月間診療件数 150万件以上 非公開 非公開 非公開
政府/軍事/航空宇宙実証 あり(NASA, HHS, DoD) なし なし なし

注: VSeeは「インフラストラクチャー」を提供するのに対し、他のプラットフォームは「製品」を提供しています。

日本市場参入戦略

戦略的パートナーシップモデル

直接的な市場参入よりも、戦略的パートナーシップまたは合弁事業(JV)モデルを追求することを強く推奨します。

パートナー選定の最適候補

大手総合商社
通信キャリア
システムインテグレーター

段階的な市場参入アプローチ

1

フェーズ1:パイロット展開

政府資金による「へき地医療」対策や災害対策プロジェクトに焦点を当てる

2

フェーズ2:事業拡大

大手保険会社や企業の健康経営プログラムを対象に事業を拡大

3

フェーズ3:インフラストラクチャー化

VSeeを日本の国家戦略である「医療DX」プラットフォームの中核技術提供者として位置づけ

戦略的パートナーシップと段階的参入によるVSeeの日本市場の成長可能性

投資機会 - 変革的インフラへの参画

変革的投資機会

超越企業投資

VSeeの投資は、単なる企業投資ではなく、日本の未来の医療インフラ構築への参画機会です。

インフラレベルのプラットフォーム

VSeeは、医療DXのための基盤インフラを提供するプラットフォーム企業です。

投資家のためのメッセージ

VSeeへの投資は、日本の医療DX戦略の核心となる基盤技術への投資です。この「仮想医療インフラ」は、日本の医療革新のための根本的な資産です。

戦略的パートナーシップを提案
日本の医療革新を共創する

日本のVSee戦略ビジョン

1

フェーズ1:パイロット展開

政府資金による「へき地医療」対策や災害対策プロジェクトに焦点を当てる

主要都道府県や大学病院と提携し、認知度の高い成功事例を創出

2

フェーズ2:事業拡大

大手保険会社や企業の健康経営プログラムを対象に事業を拡大

遠隔患者モニタリングと分析プラットフォームを活用した慢性疾患管理プログラムの展開

3

フェーズ3:インフラストラクチャー化

VSeeを日本の国家戦略である「医療DX」プラットフォームの中核技術提供者として位置づけ

新世代のデジタルヘルスサービスを支える基盤インフラとなることを目指す

「VSeeの投資は、日本の医療革新のための根本的な資産です。この仮想医療インフラへの参画機会は、日本の未来を支える重要な戦略的投資です。」

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